６年の夏休み前までは５年のテキストの上下の制覇をすること，は前回かきました。
では，偏差値がおよそ５０～５５くらいの志望校を想定したときに，何を学習したらよいかです。
およその目安を書いてみます。
(1) 通塾の人も通塾なしの人も共通ですが「必修例題の制覇」です。制覇とは，問題を見たとき瞬時に解法がイメージできる，ことをいいます。
必修例題の中には極端に難易度の高いものもありますが，一応全問制覇としておきます。
(2) 基本問題全問
(3) 上の(1)(2)が終わってなお時間的な余裕がある場合にかぎり，練習問題の左のページの３問のみ。
とりあえず，ここまでを１セットとします。
（練習問題をやったりやらなかったりするとリズムが狂いますからやめましょう。）
算数力がついてきたと実感できたら，その時点から練習問題の問題数を増やしていくこともできます。この場合も決めた問題数を厳守することです。
要は，問題を多く解くのではなく，決めた一問を確実に身につけていくことが重要なのです。
（★総合回の基本問題を「まとめテスト」とするといいでしょう。）
この方法で偏差値５５近辺の力が確実についていきます。
次回は，5年の夏休みと６年の夏休み以降の学習法を書きます。
ヘクトパスカル主宰 小林義尚
